活動報告
11月研修例会「コロナ特別対応型の補助金等を活用するメリット」
令和2年11月25日 ホテルモントレエーデルホフ札幌
会員・OB・一般の方含む総勢38名の方にご参加いただき、とても楽しい会となりました。
OB、女性部会の皆様からのご紹介も多数いただきご入会も頂きました。
札幌西間税会 講演会
全国モデル会指定記念講演会「生活環境病としてのガンを知ろう」
独立行政法人 国立病院機構 北海道がんセンター名誉院長 西尾正道先生をお招きしましての講演は、8月27日ホテルヤマチに於いて非常事態宣言の初日にもかかわらず42名の参加を頂き午後4時より記念講演会の開催となりました。最初に福島会長より5月の開催予定がコロナ禍の影響で延び延びにになってしまい、西尾先生にはお忙しい中無理をして来て頂いた事への感謝が述べられました。
講演に入り冒頭、現在蔓延しているコロナ対策の話が始まり、感染症は検査と隔離が基本であるのに対し日本の場合保健所の行政検査になっている事で民間の検査が高額になってしまい受ける人が少なく感染しても自宅待機にしてしまい家庭内感染が蔓延している状況で政府に対する手厳しい発言がありました。民間医に任せない事で皆ソッポを向いているとのことです。
ガンの本題に入りまして、どの様にしてガンになるかと云う事ですが、人体には約60兆個の細胞があり、1日で約5千個のガン細胞が発生し、これを免疫細胞が戦いを挑み死滅させてしまいガンにはならないのですが、免疫細胞が弱ると突然変異でガン細胞になってしまいます。1cmの大きさになるには約10年から15年位掛かるとされていますが、福島原発事故の時に住人から甲状腺ガンが見つかったニュースがありました。
これは検査したから見つかったのであって半年や1年ではガンにはならないと発言したら総スカンを食ってしまい暫く講演の依頼が無くなったとの事でした。本当の事を云うとそれぞれの立場があり難しいものです。
ガンの予防ですが、基本的に生活習慣の改善、禁煙、適度の運動そしてバランスの取れた食事等がありますが外部要因も数多くある様です。
まず、ストレスこれは仕事上のトラブルや人間関係の衝突等、まさしくストレス社会でありますが、一番は配偶者の死亡や離婚があります。特に男性は気を付けねばなりません。
次に食事ですがこれから自由貿易協定TPPによる農薬が緩和された作物、遺伝子組替食品、耐性菌に汚染された豚肉、女性ホルモンが残留する牛肉、高額な抗がん剤が数多く輸入されます。これらは決して健康に良いものではなく健康被害となりガン罹患者の若年化にも繋がっていきます。
薬品である抗ガン剤は毎年開発が進み、価格も22年間で10倍となりガンが半分になれば大成功で完全に消滅する事は無いとの事でした。
TPPについては良い事が無く受け入れ難いものなのかもしれません。
最後に一番大きな問題として福島第一原発事故の汚染水を処理した後、海洋放出が決まった事、これはタンクに125万トンも溜っており、海に流す事で近海の魚にトリチウムが取り込まれ食物連鎖で濃縮されて、人体へ蓄積される事です。
トリチウムの処理方法は分離出来るにも拘らず一番安い海洋放出を決めた事に対し問題にしていかねばなりません。
事故が無くても耐えず原発からはトリチウムが放出されていて小児白血病、ダウン症、新生児死亡が報告されています。他にも手術例や放射線治療、ガンに遺伝は無い事等多岐に渡りお話がございました。
一時間半では巾々語り尽くせぬ講演でしたが人生100年時代、日本の将来を考える上での数多くの問題点をいただきありがとうございました。
西尾先生、本日は誠にありがとうございました。